先日市街地フィールドのサバイバルゲームフィールドに行ってきたが、試してみた動きが非常にうまくいったので、記事にしてみようと思った。(バージョン2)
この記事の目的と動機は前記事「サバゲーテクニック1 セルフ側面攻撃」を見てもらえると嬉しい。初心者の助けや、アドバイスをもらって自分の成長にできればうれしい、という動機だ
今回は通常戦闘だけでなく、復活ありの攻防戦の防御側とかでもよく使えるテクニックだと思う。サバゲー中級者以上の方からすれば大したテクニックでもないとか、もはや常識やん、とか思われるかもしれないが、そこは勘弁してほしい。
テクニック：引き付け射撃
前の記事「サバゲーテクニック1 セルフ側面攻撃」で書いたように、戦いの基本は「敵の注意の外から攻撃した方が有利」だと思う。敵に自分の存在を知られず、自分のみが自分の敵の存在を知っていることがベストだ。今回もそれを狙うテクニックだ。
例えば下記図1のような状態で敵とコンタクト(互いに存在を認識)したとしよう。Aが自分で、B1とB2が敵(二人いる)、線がバリケードだと思ってほしい。
図1 コンタクト状態例
ここで素直に打ち合いになれば、下記図2の赤矢印のような攻撃線で交戦することとなる。
図2 交戦状態例
相手がツーマンセルの場合、次に予想される敵の展開は図3のような形になる。敵B1が赤矢印の射線を抑えつつ敵B2が青矢印のように進軍、敵B2はバリケード越しに突然顔を出しAを奇襲する流れだ。装備が優れた敵ならばハンドガンを抜いてくるだろう。
図3 敵の展開予想
それを見越して、図4のような展開を行う。素早く青矢印のようにA’地点に移動する。この時一度大きく下がるのは、存在は相手に気づかれづらくするためだ。
図4 転換
そして理想の展開は図5のような射線図となる。
図5 引き付け射撃
敵B2がB2’に移動するところをA'地点より狙撃する。敵はA地点(B2')に敵がいると思っているので、集中してA地点(B2')地点に飛び込むだろう。集中するということはすなわち視界が狭くなることだ。A'地点なんて遠距離は視界に入らない可能性は十分あり、A地点(B2')に敵がいないことに一瞬驚く可能性もある。そこを狙撃する。なお、すぐ後ろのバリケードに行かない理由は、すぐ後ろのバリケードではA地点に近すぎるため気づかれる確率が高いと感じたためだ。
この方法で敵を撃破し一人にしたら、次は図6のように移動し、前の記事「サバゲーテクニック1 セルフ側面攻撃」の要領でA''地点からB1を側面攻撃できる。成功すれば2kill取れる。
図6 側面攻撃
補足
なお、最初からA''にポジショニングしない理由は、A地点(B2')へ奇襲する敵にとって一番警戒するべきバリケードがA''だからだ(図6)。
図7 B2'にとって嫌なシナリオ
警戒している敵を倒すのは大変だ。実質的に敵に位置を知られているのと同じだからだ。A''に少しでも敵の影があれば、B2の奇襲タイミングが遅くなるだろう。時間が経つほど、状況が変化して別の敵が現れる可能性が上がっていく。できれば状況が変化する前に終わらせてしまいたい。そこで一旦A'まで移動し、さっさとB2'に奇襲させてしまうのだ。
B1とB2'の両方を同時に警戒できる能力がある人であれば「すぐA''をポジショニングして、隠密でB2'方向を警戒しつつ、B1を先に側面攻撃で撃破し、飛び込んできたB2'も撃破する」という手も可能だろう。それでも存在がバレればB2'の突撃を中断させ、単なるコンタクト(お互いに存在を認識)になり「自分有利」からイーブンに戻る可能性もある。止めているといえば止めているので最悪の事態ではないが、敵の前線自体は進んでしまっている。A'に移動してわざと奇襲をさせるか、A''でちゃんと抑えるorスピード2killするかは技術と考え方次第だと思う。人によってはA''にポジショニングするし、A'が絶対正解ではないと思う。
まとめ
結局のところ、このテクニック説明で言いたいことも、「敵の注意の外から攻撃した方が有利」ということだ。敵の思考と予想し、次の動きを予想し、敵の警戒と集中の外から攻撃する方が有利だと思う。勿論「正面の打ち合い、射撃技術の勝負こそサバイバルゲームの醍醐味だ」という方もいるので、戦い方をどう選ぶかは人次第だけど。
以上。これが誰かのアドバイスになれば、もしくは誰かとテクニックに関する意見交換ができれば幸いです。
