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ゲームの実況配信の楽しさと辛さ

みんなはゲームの実況配信をしたことがあるだろうか。

やったことない人は誰でも簡単にできるので、軽い気持ちでやってみるといいと思う。

twichってサイトは誰でも無料で自分の生放送チャンネルを持てるので簡単だ。

生放送は動画編集が必要ない分、時間がかからなくて実際楽。

自分はそれで軽い気持ちでやってみた。嫌になったらやめればいいのだ。

一応動機を書くと、自分は好きな配信者がいて、それに憧れたし、純粋に楽しいそうだなと思ったからだ。

その中で生放送初心者として思ったことをまとめた。「実況って簡単そうで楽そう」と思ってる人に「実況って結構大変なんやで」ってのを少し知ってもらいたいと思ったし、これから実況に興味がある人にはアドバイスになればいいかと思った。

 

1.実況の楽しさ

 

1.1 感情を表に出せる楽さ

これはでかい。ゲームでは嫌な事も起こる。不運にも見舞われる。イライラするほど頭に来ることもある。そんな時、実況だとそれを声に出して表に出せるのだ。これがかなりストレス発散&集中力の維持につながる。嬉しい時は喜び、イライラした時は怒る。人として当然のその反応を自分の中で抑えず、声に出してリアクションすることは大事だと気づいた。これまで自分は「実況していたからこそ、この結果を出せた」と思ったことがある。「それは見てくれる人達がいる」という心強さと、感情を表に出してストレス発散&集中力の維持ができたからだと思っている。それぐらい感情を表に出すことは重要なのだ。勿論、理不尽に怒ったり、ねちねちしていると視聴者に愛想をつかされるので注意が必要だが。

1.2 声を出すことによるストレス発散

生放送実況になると、当然話しながらゲームすることになる。この「話す」というのがそもそも結構良いストレス発散になるのだ。喉を傷めないように腹から声を出すのが基本だが、必然腹式呼吸を続けることになり、軽い運動になる。少し筋トレっぽくなるのだ。カラオケで長時間歌っている感じに似ているかもしれない(そこまで声張り上げないけど)。

1.3視聴者が増えていく充実感

実況していると、徐々に視聴者が増えていく。その数字を見るのは非常に強い充実感を覚える。最初は0人。少しして2-3人。一時間くらいして10人。良い日は20-30人...と。人を増やすのはとても大変だが、それゆえに人が増えていくのを見るのは非常に充実感を伴うのだ。

1.4 視聴者とのコミュニケーションの楽しさ

これが一番でかい。twichの生放送実況では視聴者がリアルタイムにコメントを送れる。ニコニコ動画みたいな感じだ。ゲーム内の選択で悩んでいる時に視聴者に聞いて反応が返ってきたり、自分の選択や実況内容の感想や意見などが返ってくると、正直とても嬉しいし、楽しい。その場で負けた理由等を話して、次につなげたりできると建設的なのもある。だけど、一番楽しいのは友達と話すような感覚で今のゲームの話をしたり、文句言ったり冗談言ったり、そういうのだ。これは本当に実況中は「昼休憩無しにして続けたいな」と思うし、実況終わった後も「今日は実況してて楽しかったな」と思える。実況の楽しさは視聴者の数ではなく、このコミュニケーションだと思う。自分もまだ駆け出しだが、コメントをくれる視聴者10人の時の方が、コメントをくれない視聴者30人の時よりも圧倒的に楽しい。

 

2.実況の辛さ

2.1 コメントしてもらえないこと

実況の辛さは実況の楽しさに繋がっている。そして負のスパイラスになりやすいと思う。実況の一番辛いことがコメントしてもらえないことだ。何をやっても反応がなく、ゲームやってて楽しいけど、やっぱり反応がないのはつまらない。2.2に書く「コメントをもらうための努力」をしてもうまくいかないときの虚無感は結構でかい。真剣に「俺この数時間何やってたんだろう」ってなる。

2.2 コメントしてもらうための努力のハードルの高さ

コメントしてもらうための努力としていくつか自分がやった、やろうとしていることがある。

①人を集めるために、時間帯を選び、できるだけ曜日と時間を固定する。

②人を集めるために、実況を始めたら3時間は続ける。

③人を集めるために、人が集まりやすいゲームorプレイングをする。

④人を離さないために、体調の悪い日は避ける。

見ればわかると思うが、基本的に人を集めることである。人が集まらないと何も起きない。

①の大変さはプライベートが侵食されることだ。同じ曜日同じ時間にやることでリピーターを増やしやすくするが、毎週日曜日の9~13時とかにしたりするのが限界で、他でルーチンを作るのは結構なストレスだ。やりたいときにやるのが一番なんだけど、それだとやっぱり人は集まりづらい。

②の大変さも使命感がかかってめんどくさくなりやすい。

③は「やりたいゲームと実況したいゲームがかみ合わない問題」に直面する。当たり前だが真っ当なプレイングよりも、トリッキーで特殊なプレイングの方が実況の受けは良い。ただ、本気で結果を出したいときは、スタンダードなプレイングがしたいのだ。そして一番危険なのは飽きだ。①のルーチンごと破壊される。

④も①のルーチンを破壊する要因で、かつ体調が悪い日に無理にやっても全然良い実況にならないし、お互いに損だ。

正直、実況の最大の楽しさは視聴者とのコミュニケーションだが、それを恒常的に獲得するのは容易なことではない。視聴者も暇ではないのだ。自分の存在を認知させ、彼らの時間をもらう価値がある実況だと思わせるのは想像以上に大変なのだ。

 

3.まとめ

いろいろ書いたが、結局実況の楽しさ・辛さの重点は「視聴者とのコミュニケーションの楽しさ」と「それを獲得する大変さ」によるものだ。2.を読んでもらえればわかるが、一度リピーターが増えて良い循環に入れば比較的に軽負担で楽しく実況できると思う。そうなったら本当に実況は楽しいと思う(労力と楽しさのバランス的に)。

これから実況をしてみたいと思っている人は、視聴者とのコミュニケーションはとても楽しいので、是非やってみてほしい。もしかしたらすぐ良い循環に入れるかもしれない!

実況を簡単だと思っている人は、その実況者があなたに認識されるほどの舞台に上がるまでにどれだけ頑張ったか感じてほしい。

最後に、自分が軽い気持ちで実況に手を出して一番思ったことは、「少しでも首を突っ込めば、その仕組みと大変さを学べる」ということだ。小さな興味と、ほんのちょっとの行動力で、大きな経験と広い知見を得られる。みんなも小さい興味があるものがあれば、少しだけ勇気と労力を出して行動してみたら、驚くほど大きなリターンを得られるかもしれない。